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Cloudflare AI Search で RAG を構築する

TPThuanPD2026年9月2日40分新着
Cloudflare

AI Search instance を作成し、PDF を Built-in Storage にアップロードして index の進行を確認し、Playground の Search と Chat で結果を検証します。

AI SearchRAG Lab

Lab Overview and Learning Objectives

開始前の注意

Cloudflare アカウントと index 対象の資料(本ラボでは約 1 MB の PDF)を準備します。AI Search は Beta のため、画面や項目が変わる場合があります。社外秘や個人データを含む資料は使用しないでください。

目的:資料を index した AI Search instance が用意され、出典付きの自然言語で回答できる状態になります。
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1. AI Search を開く

AI Search は Cloudflare のマネージド RAG サービスで、chunking、embedding 生成、vector 保存、検索をまとめて処理します。

  1. Cloudflare Dashboard にログインします。
  2. 左メニューの AI を開き、AI Search を選択します。
  3. Create Instance を押します。
Create Instance ボタンがある AI Search 画面
Create Instance ボタンがある AI Search 画面
完了条件:instance 作成ウィザードが開きます。
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2. 名前とデータソースを指定

instance 名は小文字、数字、アンダースコア、単一ハイフンのみで最大 64 文字です。Built-in Storage はすべての instance で利用できるため最初の選択肢に適しています。

  1. Instance name を入力します(例: cmp-rag-lab)。
  2. Namespace は default のままにします。
  3. Data source で Built-in Storage を選択します。
  4. Next を押します。
cmp-rag-lab を入力した Name your instance 画面
cmp-rag-lab を入力した Name your instance 画面
完了条件:名前とデータソースが設定されます。Web Crawl と R2 Bucket は追加のソースで、本ラボでは使用しません。
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3. Index と Retrieval の設定を確認

回答品質を左右する項目です。後で調整する前に、既定値を把握しておきます。

  1. INDEXING を確認します: Smart default (auto)、1024 tokens、10% overlap。
  2. RETRIEVAL を確認します: 10 results、Score 0.4、Rewriting と Reranking はオフ。
  3. CACHE を確認します: Similarity cache が Strong でオン。
  4. 既定値のまま Next を押します。
AI Search の Review your configuration 画面
AI Search の Review your configuration 画面
完了条件:資料が 10% 重複ありの 1024 token chunk に分割され、1 回の検索で 0.4 以上のスコアを持つ最大 10 件が返ることを理解できます。
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4. instance を作成

最後に名前と namespace を確認してからリソースが払い出されます。

  1. Instance name と Namespace を確認します。
  2. Create を押します。
Create ボタンがある Create your instance 画面
Create ボタンがある Create your instance 画面
完了条件:instance が作成され、管理画面に遷移します。
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5. instance の概要を確認

Overview では index の状況と、同時に払い出されたリソースを確認できます。

  1. Total index results を確認します: Queued、Processing、Indexed、Errors がすべて 0。
  2. Built-in Vector database を確認します: Dimensions は 1,024。
  3. Last job で直近の同期と所要時間を確認します。
  4. Overview、Metrics、Playground、Jobs、Items、Public endpoint、Settings の各タブを確認します。
AI Search instance の Overview 画面
AI Search instance の Overview 画面
完了条件:instance は利用可能ですがデータがないため、すべての数値が 0 のままです。
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6. 資料をアップロード

Built-in Storage は 1 回につき最大 100 ファイル、1 ファイル 4 MB まで対応し、フォルダー単位のアップロードも可能です。

  1. Get Started バナーの Upload files を押します。
  2. choose files から index する PDF を選択します。
  3. 一覧に表示されたファイル名とサイズを確認します。
  4. Upload files を押します。
本ラボで使用するサンプル PDF をダウンロード (1.25 MB)
PDF を選択した Upload files ダイアログ
PDF を選択した Upload files ダイアログ
完了条件:ファイルがアップロード待ちに入ります。この手順は API または Workers binding で自動化できます。
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7. アップロード完了を確認

進捗バーに成功件数と失敗件数が表示されます。

  1. 進捗バーが完了するまで待ちます。
  2. 1 of 1 uploaded、1 succeeded、0 failed と表示されることを確認します。
  3. Close を押してダイアログを閉じます。
1 of 1 uploaded と表示されたダイアログ
1 of 1 uploaded と表示されたダイアログ
完了条件:ファイルが Built-in Storage に保存されます。アップロード完了は index 完了を意味しません。
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8. Queued の状態を確認

アップロード後、資料は index ジョブの処理を待ちます。ここは障害と誤解されやすい段階です。

  1. Items タブを開きます。
  2. アップロードしたファイルを一覧から探します。
  3. Status が Queued で、Chunks と File Size が空であることを確認します。
  4. 行を選択して詳細を開きます。
Queued 状態の資料が表示された Items タブ
Queued 状態の資料が表示された Items タブ
完了条件:index 待ちのため chunk も processing log もまだありません。
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9. index 完了を確認

ジョブが完了すると Status が Indexed になり、chunk 数が表示されます。chunk 数は資料の長さと手順 3 の chunk サイズで決まります。

  1. Items タブの更新ボタンを押します。
  2. Status が Indexed に変わったことを確認します。
  3. Chunks 列で分割数を確認します。
  4. 詳細を開き、filename と timestamp などの Metadata を確認します。
3 chunk で index された資料が表示された Items タブ
3 chunk で index された資料が表示された Items タブ
完了条件:資料が index されます。本ラボでは 1.25 MB の PDF が 3 chunk に分割されました。
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10. Playground Search で検索を検証

Search タブは一致した chunk をスコア付きで返すため、アプリに組み込む前に検索品質を検証できます。

  1. Playground タブを開き、Search を選択します。
  2. 資料の内容に関連する検索語を入力します。
  3. 検索を実行します。
  4. 各結果の Score を確認し、Show full content で chunk 本文を読みます。
スコア付きで chunk を返す Playground Search
スコア付きで chunk を返す Playground Search
完了条件:Chunk ID、出典、スコア付きで一致した chunk が返ります。Match threshold 0.4 未満の結果は除外されます。
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11. Playground Chat で質問する

Chat タブは検索と生成モデルを組み合わせ、自然言語の回答を作ります。これが通常の検索と RAG の違いです。

  1. Chat タブに切り替えます。
  2. 手順 10 と同じ質問を入力します。
  3. 資料から生成された回答を読みます。
  4. Sources を開き、回答と元の chunk を照合します。
  5. 右パネルの Generation model で使用中のモデルを確認します。
Sources 付きで回答する Playground Chat
Sources 付きで回答する Playground Chat
完了条件:出典付きの自然言語の回答が得られ、自動選択されたモデルも確認できます。
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12. クリーンアップ

検索を停止しても vector database と storage はリソースを消費し続けます。

  1. Items タブでアップロードした資料を削除します。
  2. instance の Settings から cmp-rag-lab を削除します。
  3. AI Search の一覧を再読み込みし、instance が消えたことを確認します。
完了条件:ラボで作成した instance と index データがアカウントに残っていない状態です。

参考ドキュメント